Matterport Pro2 カメラで、スキャン位置の間隔が離れすぎている場合の挙動を確認してみた
こんにちは、製造ビジネステクノロジー部の若槻です。
デジタルツインプラットフォーム Matterport では、カメラで空間をスキャンする際に適切なスキャン位置を選択することが重要となります。
撮影カメラとして Matterport Pro2 カメラを使用した場合は、スキャン位置の間隔は 1.5〜2.5 メートル とするのが良いと上記ドキュメントには記されています。
そこで今回は、Matterport Pro2 カメラで、スキャン位置の間隔が離れすぎている場合の挙動を確認してみました。
確認してみた
Matterport アプリで 2 ポイントを撮影済みのジョブがあります。
3 つ目のポイントにカメラを配置します。
ポイント 2 からの距離は約 7.29 メートルです。
3 つ目のポイントで撮影を試みます。
しかし下記のようなエラーダイアログが表示され、ポイントを追加できませんでした。
エラーメッセージによると、各スキャンの位置の間隔は 3 歩程度が推奨なので、もっと近い位置で撮影するようにとのことです。
Scan Alignment error
Please move closer to the prior scan location and try again - we recommend 3 steps between each scan location, and 1-2 steps when scanning between floors.For the best quality 3D model please remomber to avoid moving objects when you scan, mark windows and mirrors after you scan, and stay away from walls while scanning.
そこでもっとカメラをポイント 2 に近づけて撮影してみます。
ポイント 2 からの距離は約 4.19 メートルです。
すると今度は撮影が成功し、ポイント 3 が追加されました。
おわりに
Matterport Pro2 カメラで、スキャン位置の間隔が離れすぎている場合の挙動を確認してみました。
5 メートル程度の間隔までなら許容されるが、7 メートル程度だと間隔が離れすぎているというエラーダイアログが表示されて撮影によるポイント追加ができないことが分かりました。
プラクティスとしては、スキャン位置の間隔は 1.5〜2.5 メートル程度が良いとありますが、撮影時間などの都合によりポイントを増やせず間隔を広く取りたい場合は、5 メートル程度までの間隔で撮影を行うと良さそうです。
以上